日産:ラフェスタ ハイウェイスターに試乗したよ♪ [写真日記]
デザイン的にはすごく好みであった日産の
ラフェスタ Highway STAR(HS)。
マツダのプレマシーのOEM車であることは有名である。
ボディ以外はほぼプレマシーなのだそうだ。
毎朝通勤時に通る屋島の日産ブルーステージ。
展示されている車を見るとワクワクしてしまう。
昼まで仕事があった土曜日に、日産によく出入りしている
同僚にお願いして、ラフェスタHSの試乗の段取りをしてもらった。
お願いしていた時間になったので同僚と
日産プリンス香川販売(レッドステージ)にお邪魔した。
駐車場に車を止めようとすると、
お店の中から雨が降っているのに従業員が出てきて元気よく挨拶。
これには非常に感心させられた。
しかし担当者は不在。
どうやらラフェスタの試乗車が香川県内で
非常に少ないらしく、わざわざ善通寺から高松まで
試乗車を取りに行ってくれたようであった。
事務所で本を読んだり、展示車を眺めたりしていると
颯爽と外にラフェスタHSが現れた!
運転に関する簡単な説明を聞いた後、
担当者、同僚の3人で試乗に向かった。
写真撮影でよく山に行くので、
坂道での動力性能を試したかった事もあり、
高松市中心部にそびえ立つ峰山公園へと向かった。
正直、ヴィッツより大きな車を運転するのは
会社の営業車以来数年ぶりであった。
乗ってみると座席の感覚が自分に合っていたのか、
非常に自然な座り心地であった。
峰山に登るまで、初めて運転する道を通る。
エンジンのパワーを感じる走りは愛車のヴィッツとは別物。
室内の静かさにとても上品さを感じた。
マツダのアイドリングストップ機能i-STOPが搭載されているのだが、
ミライース同様、セルモーターを使った再始動なのだが
耳障りな始動音ではなく、「静かに始動しましたよ」と
言わんばかりの比較的上品な音での始動であった。
交差点での右折時の再始動では若干タイムラグが気になったが、
慣れれば気にしないレベルではないだろうか。
ミライースよりはかなり感じが良かった。
高松市内をしばらく走った後、
高松市民病院の方から峰山に登り始めた。
道が細く、坂道である上にクネクネ曲がっている道なので
運転するのがとても嫌な場所でもあった。
小雨も降っているからそんなに人は居ないだろうと思っていたら・・・。
こんな時に限ってシボレーのでっかい幅広ワンボックスカー、
クラウン等、数台の高級車とすれ違う羽目に・・・。
心の中で半泣きになりながら、細い坂道でのすれ違い。
自分は現行のヴィッツより幅の狭い初代ヴィッツに乗っているので
慎重にサイドミラーで助手席側の道を確認して
幅寄せをしてみたら意外と楽に出来た。
この事を話したら日産の営業さんに
「3ナンバーと言っても5ナンバーとほんの数センチの差ですから
そんなに違いを感じないでしょ?」という。
確かに、ヴィッツと同様にとまでは行かないけど、
ほぼ違和感なくすれ違えた。
正直、3ナンバー車の購入に幅が広くなることでの操作感が
難しくなるのではという先入観からの引っかかりがあった。
しかし今回の経験でそう言った引っかかりが取り除かれた。
ヴィッツではギアを1速~3速の間で臨機応変にチェンジしながら
峰山を登るのだけど、パワー不足のためエンジンがうなり声を上げる。
しかしながらラフェスタHSはエアコンをかけていたにもかかわらず、
何事もなかったように太めの成人男性3人を乗せて
平然と急な坂道を登っていった。
峰山公園に到着したのだが、急にトイレに行きたくなり、
駐車場の近くにトイレがある
一番奥のキャンプ場の駐車場まで行きましょうと提案した。
そこで営業さんが一言、「試乗中にトイレに行った人初めてです。(笑)」。
はい、前例を作っちゃいました。(苦笑)
峰山のキャンプ場の駐車場の白線に沿ってバックで駐車。
ナビ無しの試乗車だったのだが、バックモニターが無くとも難なく駐車できた。
駐車場で気になる車内の注目点をチェックした。
まずは3列目シートの出し入れ。
床下格納式であり、ひもを引っ張るだけの簡単収納。
これはかなり楽に出来た。
ヘッドレストも伸縮させられるので人に合った調整が可能であった。
2列目のセンターシートが肘掛けになったり、
収納できたり出来るのでウォークスルーが出来るように
チェンジする事も出来る。
しかしながらこれが難しく、営業さんも
「あれ?あれれ?わかんねー。」と言いつつ変形させて見せてくれた。
2列目から3列目に移動してみたのだが、
ウォークスルーの幅が狭いことと、室内高が低いので
腰を曲げての移動となった。
3列目なのだがやはり身長160センチの小柄なムグでも
天井まで拳一つがギュウギュウに入る感じであり、
かなりの窮屈さを感じた。
小さな子供なら我慢できるだろうけど、
大人の長距離移動は難しいと思った。
まさに補助席という表現がマッチしていると言えるだろう。
まぁ、普段は2列目までしか使わないので
2列目の乗り心地さえよければ・・・と思って乗ってみたが、
やはり室内高の低さが災いしてか、
若干の圧迫感を感じる結果となった。
リクライニングと座席の前後調整でこの辺は十分改善は出来ると思った。
最後に運転席周りであるが、
スポーティな感じがなんとも好感を受けた。
ハンドルにナビや、中央部にある情報表示板の
切替スイッチ類が固まっており指の短いムグでも簡単に操作できた。
平均燃費なども表示されており、
ネットでラフェスタHSの平均燃費は約10km/lと言われていたとおりの
表示がこの試乗車でもなされていた。
ハンドルの右側にはアイドリングストップ機能をON/OFFできるボタンや
ドアの開閉のボタンがあった。
やはりアイドリングストップ時はエアコンが切れてしまうので
このボタンで機能を解除してやれば
アイドリングストップを止めることが出来るようだ。
ピラー周りも外の状況を見やすいように工夫されており、好感触を受けた。
1列目の真ん中にドリンクホルダーも簡易な物があるのだが、
1列目から3列目までウォークスルーにするがために
安っぽい感じになっていた。
室内チェック後、お店に戻ることになった。
坂道を下るときなのだがこのラフェスタHSには
なんちゃってマニュアルみたいな機能があり、
シフトレバーの+と-を使うことで
エンジンブレーキを掛けることも出来るので
これには大変好感が持てた。
AT車になって左手が寂しい人にはちょうど良い機能ではないだろうか。
比較的良いことばかり書いてきたラフェスタHSだが、
1点とても残念な部分があった。
方向指示器の音である。
「ペッコン、ペッコン・・・」と鳴るのだが
ミライースと同じ音やん!!!
営業さん曰く、色んなメーカーが同じ工場の部品を使っているとの事であった。
そうはあっても200万以上する車なのだからもう少し
高級感のある音でも良かったのではないだろうか?
軽自動車と同じ音というのはちょっとテンションが下がってしまった。
総じて、自動車としての性能は評論家の徳大寺さんも
著書で褒めているように道具としての「走りの良さ」を感じることは出来た。
しかし、内装の安っぽさ、方向指示器の音は
運転時の気分を高める物ではなかった。
ロールーフミニバンだけに車高が低く、
前方の車間確認、狭い道での左右確認はちょっと気を遣う部分があり、
運転後には「重たさ」に似た疲れを感じた。
デザインは候補の中で一番気に入っていただけに少々残念な結果になった。
お店に帰ると見積もりを取ってみることにした。
アイドリングストップ機能とナビを条件に
フロアマットやナンバープレートカバーの
一般的なオプションを着けてのとりあえずの見積もりをしてみた。
ラフェスタHS+両側電動ドア+本革ステアリング(シフトノブ)+ETC・・・
諸費用込みで267万円(値引15万円)。
今月は決算なので、まだ頑張れますとの事であった。
肝心の納期であるが、タイの洪水の関係で純正ナビだと
1月以降になるのだとか。
純正ナビではなくディーラーオプションのナビなら
タイの洪水の影響がないので年内の納車が可能とのことであった。
やはりカタログイメージと実際に乗った感じでは
車の印象はガラリと変わってしまう。
周りのみんなが口を揃えて「実際に乗らないといけない」という。
ごもっともである。
やっぱ、新車はええですなあ。こちら9年物のジムニー。なかなか新車は買えないので大事に乗っております。
by odosama (2011-11-08 15:05)
☆odosamaさん☆
11年目で13万キロ超のMTヴィッツも
そろそろ低速域でカタカタエンジンがなったりします。。。
3000キロでオイル交換を守ってやってきましたが
エンジン以外の故障が目立つようになってきました。
来年の3月末で減税も終わりますし、
消費税が上がるのを考えたら今かなと思いました。
(^_^;)
by ムグ (2011-11-08 22:04)